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不動産コラム

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フィリピン住宅市場(パート2:住宅性能について)

2019年09月29日

こんにちは!代表の宮崎です。

前回の投稿からだいぶ経ってしまいました…

申し訳ございません。

 

今回は「フィリピンの住宅性能」について書きたいと思います。

 

前回記述した通り、人口が増加し所得が増えて戦後の日本のようなフィリピン…

年間8万戸の住宅供給不足が生じている状態。

つまり、重要と供給のバランスは傾き、重要過多・供給不足という状態に陥っています。

 

そうなると家を作るメーカー側の心理としては、「とにかく家を作ること」に意識が傾きます。

フィリピンは所得階層が明確で、各階層ごとのコミュニティが形成されています。

その為、各所得階層に見合ったコストで売り出せば必ず売れる。

ライバルとの販売競争はいかに安くて広大な土地を押さえるかであって、良い家を建てるかではありません。

 

結論、フィリピンの家は見た目は凄くオシャレですが、作りはかなり粗悪なモノです。

骨組みもすごく弱く、その周りをコンクリートレンガを積み立てて、最後に間をコンクリートで塗り込むというもの。

これでいいのか?という作りですが、見た目良ければ全てよし!!という考えのようです。

 

ただ、デザインは日本の住宅に劣らない位オシャレ。日本を含め各国から住宅メーカーが参入してきているだけあって

様々な国の特徴はあるものの、最先端のデザインが目をひきます。

 

フィリピンの人々は、家の購入は人生最高のステータス。

どうせならオシャレな家がいい。

この辺りはどの国も一緒ですね。

だから、基礎や性能よりもオシャレ重視です。

 

ただ、フィリピンの住宅は日本と大きな違いがあります。

所得が上がったと言っても、まだまだ家の購入費用には限界があります。

したがって、フィリピンでは家を増築していくのを前提で購入するそうです。

ほとんどの家の2階部分は増築ができる作りになっていました。

 

最初は新しくてオシャレであればいい。

お金に余裕が出た頃に、粗悪な作りにより壊れた部分を補修したり、増築したりする。

それが現在のフィリピンという国の住宅市場。

 

国が違うと、考え方も違いすごく勉強になりました。

ただ、勉強になっただけでは意味がない。

 

どうせならフィリピンにも不動産会社として進出したいと思います。

今すぐではないですが、数年後の市場を見据えて今から準備していきたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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